翻訳がアップロードされると、次に査読作業に入ります。査読のことをレビューと呼ぶこともあります。翻訳の品質を確保するために、翻訳物に誤訳や誤字脱字がないか、日本語はわかりやすいか、などのチェックが行われます。
Damned Lies 上の役割として、「翻訳者」と区別される「査読者」がありますが、「査読者」以外にも、査読を行いたい人なら誰でも参加できます。
ここでは、査読者と翻訳実施者と両者の作業について順を追って述べます。
査読者は、翻訳済状態が通知されたモジュールのページから、最新の POT ファイルとマージされた PO ファイルをダウンロードしてください。
翻訳実施者による「新しい翻訳をアップロード」アクションの欄のリンクからダウンロードできます。下の画面例では、“gnome-shell-master-po-ja-226361.merged.po” のリンクからダウンロードしてください。
査読者は、翻訳の成果物を査読してください。
査読者は、翻訳物の問題や改善点また確認事項などがあれば、Damned Lies の該当モジュールのページでコメント登録してください。
登録したコメント内容は、翻訳実施者および該当モジュールの各コメント登録者宛てに自動でメール通知されます。メーリングリストには通知されません。
翻訳実施者は、査読者からのコメントにたいする返事を、同じく該当モジュールのページでコメント登録してください。
上記 2 つの、査読者と翻訳実施者とによるコメント登録ステップは、双方の合意が得られるまでくり返し行います。
翻訳実施者は、査読者からの指摘を基に、必要に応じて PO ファイルを修正します。
「翻訳作業の流れ」の セクション 3.2 - 翻訳の予約 からの手順を再度実施してください。修正自体は、アップロード済みの PO ファイルにたいして行ってください。
アップロードした翻訳にたいして査読者から合意が得られれば、査読はひとまず完了です。