GNU gettext には emacs で使用できる po-mode.el が含まれています.po-mode を使えば emacs での po ファイルの編集がとても楽になります.
po-mode のインストースは,gettext のドキュメントを読 んでもらうとして,ここでは po-mode の便利な設定方法 と,使い方を紹介します.まずは,以下の内容をあなたの ~/.emacs ファイルに追加してください.
;; po-mode (setq file-coding-system-alist (append ' ( ("\\.po$" euc-jp . euc-jp)) file-coding-system-alist)) (setq po-auto-replace-revision-date t) (add-hook 'po-mode-hook 'po-replace-revision-date t t)
これは emacs-20.3 でしか動作を確認していませんが, emacs-19.29 (またはこれをベースとした mule など) よ り新しいバージョンの emacs で動作するはずです.これで, .po ファイルを読み込むと自動的に po-mode が起動され, ファイルを保存するときにファイルの更新日を自動的にファ イルに書き込んでくれます.また,ファイルの文字コード には日本語 EUC を使うようにします.
これで,po ファイルを読み込むと自動的に po-mode にな るはずです.po-mode では,通常のファイルの編集のよう に,直接ファイルを編集することができません.po-mode では以下のコマンドが使用できます.
% msgfmt -o gnome-pilot.mo -v gnome-pilot-ja.po 134 個の翻訳されたメッセージ,15 個の未翻訳のメッセージ.
% msgunfmt gnome-pilot.mo (結果は標準出力に出力されます)
tahara@gnome.gr.jp