FreeBSDでは,以下の環境において,ports-current/packages-current
によるGNOMEのコンパイル・インストールがサポートされます.
- 3.2-RELEASE
- 3.2-STABLE
- 4.0-CURRENT
以下,自分がよくやる手順です.
% で始まるものは,一般ユーザでの操作を,
# で始まるものは,rootでの操作を表しています.
3.2-RELEASEでは,
http://www.freebsd.org/ports/
にある3.2→3.2-stableのアップグレードキットをインストールしないと, 不具合が発生するかもしれません.
- 最新のports-currentをインストールする
GNOMEを構成するportsはさまざまなカテゴリに渡り,また依存関係も含めると ばらばらに取ってくるのは大変です.したがって、portsツリーを丸ごと
ftpで取ってきます.
ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-current/ports.tar.gz
結構容量は大きい(7MBくらい)ですので気をつけましょう.
終わったら,ホームディレクトリの下にでも展開します.
やたらに時間がかかります./usr/portsと同じパーティション に展開するのがおすすめです.また、すでにシステムに入っている /usr/portsに上書きしてはなりません.portsツリーでは,ファイルの
登録と削除が頻繁に行われているからです.
% tar xzvf ports.tar.gz -C ~
終わったら,既存のportsツリーを別の名前にして,新しいportsを/usr/ports にします.
# mv /usr/ports /usr/ports.orig
# mv ~/ports /usr/ports
# mv /usr/ports.orig/distfiles /usr/ports
ここで,distfilesは忘れずに移動しておいた方がよろしいかと思います.
- メタportsを使ってGNOMEをインストールする
FreeBSDでは,メタportsが用意されています.メタportsとは、それ自体は 何もインストールしないportsですが,依存関係をたどって,最終的な
環境をすべてインストールするためのものです. # cd /usr/ports/x11/gnome
# make install
で,終わりです.
バイナリを使うだけでいい人は,そのまま
# make clean
しましょう.
- packagesを使ってインストールする
3.2-stable
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